みなさま、当院のホームページを訪れていただき、心より歓迎申し上げます。私が高度先進医療を行っていた大学病院を辞して、かかりつけ医のあるべき姿を模索するために診療所を開いたのが平成 6 年 11 月でした。
以来多くの患者さんと出会い、また看取らせていただきました。そしてその方たちから様々なメッセージを受け取りました。その多くは生老病死という誰も逃れることのできない運命を生きなければならない私たちにとって、治療を受けることと生活していくことは常に同時進行であるという当たり前のことから発せられる言葉でした。
急性期の病院と回復期の病院そして在宅との間を、もっと自由に自分たちの意思で行き来できる医療環境の整備が求められています。そのためには医療職と患者さんとが一緒になってこれからの医療制度を考えていく必要があると思います。
私はまだまだ整備の遅れている在宅の現場で医療の在り方を模索していく覚悟です。皆様もぜひ一緒になってこの国の医療制度をよりよいものに変えていきましょう。
医療法人社団三友会理事長 石川智信